「志望校は、一体いつまでに決めればいいのでしょうか?」
これは毎年、生徒や保護者のみなさんから多くいただく質問です。
一般的に、受験校の最終決定は中3の12月頃に行われる三者面談のタイミングになります(もちろん各学校や自治体によります)。
ただし、秋から本格的な志望校対策(赤本など)をスムーズに始めるためには、夏までに候補を絞り込み、この夏休みを利用して実際の高校見学や説明会に足を運んでおくのが理想的です。
ご相談が早い方だと中1の入塾時から、また中2から中3に進級する前の面談でもよく話題にのぼります。
逆に、中3の夏を過ぎてからゼロベースで調べ始めるのは少し遅いと言えます。
なぜなら、調べ始めてから「実際に見に行って、自分に合うか比較する」までには、それなりのまとまった時間が必要だからです。
■ 「高校の、その先」を見据えて考えよう
みなさんは志望校を決めるとき、目先の「高校3年間」だけを見ていませんか?
実は、もう一歩先にある「大学進学」まで視野を広げて考えてみると、今選ぶべき高校がグッとクリアに見えてきます。
なぜなら、高校に入学したら、3年後にはもう次のステップである大学受験が待っているからです。
最初は、漠然としたイメージで全然かまいません。
「将来はこんな大学に入って、こんなことを学んでみたいな。」
そう頭の中で想像してみるだけで、自分に今本当に必要な高校の選択肢が自然と浮き彫りになってきます。
■ 「10年後の自分」からの逆算
進路に悩んだら、ぜひこんな風に考えてみてください。
10年後、自分はどんな仕事をしていたいか?
どんな大人になっていたいか?
そのためには、どんな業界や職種に就けばいいか?
その仕事に就くためには、大学のどんな学部やコースが進路として近いか?
じゃあ、その大学に入るためには、今どの高校を目指せばいいか?
今の時点で、将来の夢がカチッと決まっていなくても全然OKです。
まずはゴールをなんとなくイメージして、そこから今やるべきことを逆算していく。
この「逆算の発想」こそが、進路を主体的に考える上でとても大切なことです。
■ 実は、塾長もパイロットになりたかった
実は塾長、中学生のときは本気で「パイロット」になりたかったんです😊。
当然、進路も「パイロットになるために必要な知識や技術を学べる大学」を逆算してイメージしていました。
憧れが強すぎて、高校受験の直前という超大事な時期であるにもかかわらず、近隣の空港で開催された体験イベントに参加し、母親から「あんた、何考えてるの!」とこっぴどく怒られた記憶もあります 笑。
しかし、私のパイロットへの道は、高校に入ってから「数学が大の苦手」という致命的な壁にぶつかり、早々に挫折しました。
それでも諦めきれず、性懲りもなく数年後、就職活動のときには民間企業のパイロット養成試験を受けて、見事に玉砕しました😅。
適性検査でサクッと落とされたので、そこでようやく「あ、自分には向いてなかったんだな」とあきらめがつきましたが。
でも、人生の面白いところはここからです。
「夢をあきらめた」と思っていたあの日は、実は新しい人生のスタートでした。
パイロットの夢は、高校数学という壁にぶつかって砕け散りました。
でも、その代わりに高校生だった私の心には、「自由の国アメリカへ行って新しいことに挑戦したい」という、まったく新しい夢が生まれていたのです。
そこから、塾長のその後の波瀾万丈で面白い人生が、一気に動き始めたわけです。
■ どちらの道に進んでも、全部正解
生きていれば、夢を諦めざるを得ない瞬間や、挫折を味わうこともあります。
でも、そこで人生が終わるわけでは決してありません。
むしろ、そこが「新しい何かの始まり」になることの方が多いのです。
もし私が無事にパイロットになれていたら、それはそれで素晴らしい人生だったでしょう。
でも、パイロットになっていたら、消防士、ベンチャー企業、教育業界などでの様々な経験や、そして今こうしてこのブログでみんなに語りかけることも、何一つ体験できていませんでした。
「どちらの道が正解だったか。」
そうではありません。
「自分が選んだ道を、自分で正解にしていく。」
私は、それが人生だと思っています。
だから、どちらに転んでも全部正解なんです。
夢をあきらめて立ち止まって後悔するよりも、目の前に新しく現れた道を信じて、がむしゃらに進んでいってほしい。
その先には、まだ君が見たこともない、新しい自分が必ず待っています。
■ 中学生のみなさんへ
「将来の進路なんて、ぶっちゃけ全くイメージが湧かない!」という人もたくさんいると思います。
だからこそ、この夏、とことん「調べて、動いて」みてください。
ちょっと気になる仕事、気になる大学、気になる高校。
ネットで調べるだけでなく、本屋に行ったり、オープンキャンパスに参加したり、実際に納得いくまで自分の足で調べ尽くしてほしいのです。
周りに言われるがまま何もしないで選んだ道よりも、自分の頭で悩み、努力して選んだ道なら、たとえ思いどおりにいかなかったとしても、その経験はきっと自分の力になります。
挑戦した数だけ、君たちの人生の選択肢は広がっていきます。
将来は変わってもいい。
夢が途中で変わってもいい。
でも、「今の自分なりに、一生懸命、将来を考えて高校を選ぶ」という姿勢は、きっと君の人生を豊かにしてくれます。
今、目の前に可能性と色んな道が広がっている君たちの姿が、塾長は本当に、心の底からうらやましいです😊
だからこそ、この夏。まずは一つでいい、気になることを調べてみてください。
その一歩が、君だけの「新しい道」につながっていきます。
10年後、「あの夏に動いてよかった」と思える日が、きっと来ます👍
※このブログ、「みとばな」と呼んでいます。もし気に入っていただけたら、大切な人にシェアしてもらえると嬉しいです。

