以前、副塾長として勤めていた塾を辞めることにしました。
その塾は、少々荒れた地域にあり、生徒とのすったもんだもよくありました😅
大変なことも多かったですが、その反面、楽しくもあり、とても思い出深い経験でもあります。
辞める理由は、地元に帰って市議会議員選挙に再挑戦するため。
そのことを、生徒たちには明かしていませんでした。
◇
■ 駅前で聞こえた「先生!」
それから、およそ1年後。
選挙戦が始まり、ある駅の前で演説をしようとしていたときのことです。
後ろから、
「先生!」
という声が聞こえました。
振り返ると、少年がこちらに向かって走ってくる。
よく見ると、教え子のW君ではないですか。
「なんで、ここに!?」
驚いて聞いてみると、先生のことが気になって調べたら、選挙に出ることを知った。
そして、お父さんに車で送ってもらい、はるばる地元まで激励に来てくれたというのです。
さらに、事務所を探し、街頭演説のスケジュールまで調べて、私を追いかけて、ようやく出会えたというわけでした🥹
◇
■ 最強の援軍
W君は、当時中1か中2だったと思います。
友人と一緒に通ってくれていた、どちらかというとおとなしめの生徒でした。
でも、とても私に懐いてくれていて、当時の様子は今でもよく覚えています。
そんなW君が、
「先生、頑張ってください!」
そう言って、エールを送ってくれました。
最強の援軍が来てくれた。
そう思いました。
驚きとともに、じわっと感動が込み上げてきました。
遠いところから、わざわざ駆けつけてくれた。
いろいろ調べて、苦労して会いに来てくれた。
その純真な気持ちが、本当に嬉しかった。
◇
■ そして、当選した
W君の声援も、力になったのかもしれません。
再挑戦の結果、なんとか当選しました。
その後、W君のおっかけは、もうありませんでした😆。
でも、あの日にもらった勇気は、今でも胸の中にあります。
それが、私の心の支えになっています。
教え子たちのためにも、自分は頑張らないといけない。
自分が頑張っている姿が、彼らの勇気になる。
そう思って、日々前を向き、自分を鼓舞しています。
W君、いくつになったのかな😊
◇
■ 中学生のみなさんへ
誰かを応援するということは、その人に勇気を届けるということです。
W君は、きっと深く考えてそうしたわけではないと思います。
ただ、塾長のことが気になって、会いに来た。
それだけだったのかもしれません。
でも、その行動が、私にとってどれほど大きな力になったことか。
あなたの素直な「頑張れ」の一言や、そっと寄り添う行動が、誰かの人生を支えることがあります。
自分では「たいしたことじゃない」と思っていることが、誰かにとっては、とても大きな意味を持つこともある。
だから、誰かを応援したいと思ったときは、その気持ちを大切にしてください。
W君がくれた勇気を、今度は私が、誰かに渡していけたらと思っています😊
※最後まで読んでいただき、ありがとうございました。もしこの話が誰かの心に届いたなら、「みとばな」の名前と一緒に紹介していただけると、とても励みになります。

