家庭の事情もあり、そして地元の市会議員を目指すために、消防士を退職して地元に帰った。
当時の私は、「組織に頼らず、市民の力で地域を良くしたい」という理想を本気で信じていた。
そんな信念を持って、無所属で市議会議員選挙に挑んだ。今思えば、あまりにも素人考えでの挑戦だった。
既存の政治の世界では、笑われた。バカにされた。強大な組織を持つ人たちからすれば、烏合の衆に見えたのだろう。
悔しかった。でも、その悔しさが燃料になった。
1回目は落選した。
2回目は、次点でダメだった。
あとわずかだった。手が届きそうで届かなかった。心が折れかけた。
周りからは「受かるための活動をしろ」と言われた。でも自分はそうしなかった。
負けている期間を、自分をレベルアップするための時間にしたかった。
もちろん、「勝つためにはもっと割り切るべきだ」と言われれば、その通りだったのかもしれない。でも、受かることが目的ではなかった。
市政を良くしたい。本当に困っている人に光を当てたい。その信念だけは曲げたくなかった。
何かのアニメの主人公のように、自分に言い聞かせた。負けるほど、俺は強くなる、と。
落選している期間に、できることを全部やった。知り合いの国会議員の公設第一秘書として永田町の現場を見た。
ベンチャー企業の社長補佐として民間の知恵とスピード感を体感した。
アルバイトを4件掛け持ちしながら、生活のリアルを体で覚えた。
「他の候補と同じことをしていては勝てない。唯一無二の人間にならなければ。」
そう思っていた。
一つ一つが経験になった。無駄なものは何一つなかった。
そして3回目の選挙。
当選が決まった瞬間、思ったのはシンプルなことだった。
やっと勝てた。みんな、本当にありがとう。みんなの期待を裏切らない。めちゃくちゃがんばりまっせ!!
それだけだった。難しい言葉は何も浮かばなかった。
ただ、長かった道のりの重さと、支えてくれた人たちへの感謝だけがあった。
結果として、1期目で3つの政策を実現することができた。信じてきたことが、形になった瞬間だった。
■中学生のみなさんへ。
自分の信じる道を貫くことは、簡単なようで難しい。
笑われても、バカにされても、何度負けても、信念を持って立ち続けることは、本当に難しい。
でも、それができた人間だけが手にできるものがある。
勉強でも、部活でも、人間関係でも、うまくいかないことは必ずある。
そのとき「もうやめようかな」と思う自分が出てくる。それは当然だ。
でも、そこで一歩踏み出せるかどうかが、人生を分ける。
負けるほど強くなれる。本当にそう思う。
今、何かに挑戦して、うまくいかない自分がいるなら。
今日一日だけ、「もう一回だけやってみる」を選んでほしい。
その一回の積み重ねが、いつか勝負を分ける力になる。
三度目の正直で、ようやく勝てた塾長が言うんだから、少しは信じてもらえるかな😊
※最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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