開業してすぐにパンデミック。それでも前を向けた理由。

準備期間3ヶ月をかけて、11月に塾を起業した。スタートダッシュは順調だった。ホッとしたのも束の間だった。

翌年、新型コロナウイルスが感染拡大し始めた。最初はどこか遠い国の話のように聞こえていた。

それがあっという間に世界中に広がり、パンデミックになった。世の中、何が起こるかわからない。まさにそのことを思い知らされた瞬間だった。

そして緊急事態宣言。おいおい、いきなりかよ、と思った。

■ 開業してすぐに潰れるかもと思った

学校が閉鎖になった。塾も休校になった。想定外の連続だった。開業してすぐに潰れるかもしれない。正直そう思った。

でもここで立ち止まっている場合じゃない。

個人事業主のフットワークの軽さを活かさずにいつ活かすんだと自分を鼓舞した。

できない理由を探すより、「どうすればできるか」を考えることにした。

まず考えたのは、生徒たちが継続的に学べる環境と仕組みをどう作るかだった。

■ 手探りで、とにかく動いた

最初の緊急事態宣言下の休校期間中に、オンライン授業の仕組みを整備することにした。

できるかどうか、正直わからなかった。妻や塾講師経験のある自分の兄や後輩にお願いして、テストを繰り返した。

ちゃんと授業として成り立つか。質の高い授業ができるか。何度も確認した。

その後、いろんな事態にも対応できるように、自宅だけでなく、塾内でもオンラインで授業ができる仕組みを作った。

各部屋にパソコンを1台、生徒も1人。何かあれば隣の部屋から声で指示できる。プリントのやりとりや添削もその場でできるようにした。

パンデミックが少し落ち着きを見せ始めた頃に本格実施に踏み切った。

保護者の方々も、自宅だと集中できないけれど、塾の個室なら集中できる、塾に行けるならという安心感があったのか、拒否感は少なかった。

そして多くの生徒が塾内オンライン授業を選択してくれた。

生徒たちが来てくれたことが、本当に嬉しかった。

■ 信頼関係が、危機を乗り越えさせてくれた

なんとか当塾も危機的な状況を乗り越えることができた。

でもこれは自分一人の力ではない。保護者の方々と生徒たちとの信頼関係があってのことだと、今でも心から感謝している。

■ 中学生のみなさんへ

「想定外は、ある日突然やってくる。」

でも、そのたびに「どうすれば乗り越えられるか」を考えて動けば、道は少しずつ開けます。

焦らずに冷静に。なんとかなる。必ず道は開ける。

そう信じて、知恵を絞って、人に相談して、そして行動しよう。

パンデミックという誰も経験したことのない出来事を通して、塾長自身もそのことを学びました。

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